《猟奇》
※ 居酒屋で。長谷部と早乙女(E・D)が珍しく飲んでいる。
E・D「僕・・・『猟奇的な彼女』好きなんですけど」
長谷部「映画の? 唐突だな早乙女クンは」
E・D「主役の女のコ、チョット似てないですか、佐和さんに」
長谷部「顔?性格? どっちが?」
E・D「どっちもですよ・・・」
長谷部「・・・佐和は止めとけって、悪いこと言わないからさ」
サワーのグラスを握ってうつむくE・D。その肩を通りすがりの人が叩く。
E・D「えっ? あっ、ぶ部長!」
部長「お前らもココで飲んでたのか? 何だ目ぇ潤ませて?」
E・D「何でもないです・・・」
部長「お前は『あいのり』の加藤晴彦か! すぐ泣きやがって!」
E・D「すっすみません・・・でも今はウェンツですけど」
部長「まあ、あれだ・・・まずは『ハチクロ』でも読め」
3000円の図書カードをE・Dに手渡す部長。そのまま立ち去る。
長谷部「何で鼻歌が『スピード(映画の)』なのか分からんけど・・・」
E・D「・・・しかも、このカード、半分ぐらい使ったヤツです」
店員の中国人と流暢な中国語で喋る部長を見ながら、ポカンとする2人。
長谷部「・・・謎な人だ」(続く)
猟奇的な彼女 販売元:アミューズソフトエンタテインメント |